有機合成化学協会は、「有機合成化学と工業の発展」を掲げて、有機合成化学工業に関係のある軍・官・民の会員約400名の総合連絡機関として、昭和17年(1942年)に発足しました。終戦にともない学術団体となり、有機合成化学工業の広範な発展に貢献し、現在では会員数は5,000を超え、工学、理学、薬学、農学、生化学、医化学などの分野で、産・官・学を横につないで形成された複合的性格の協会に成長しています。
同協会には現在7つの支部がありますが、昭和32年(1957年)に開設された関西支部は最も歴史が古く、平成19年(2007年)には開設50周年記念事業をとり行うことができました。関西支部では、協会の一支部としての活動の他に、表彰やセミナー・講演会の開催などの支部独自の活動を通じて、大阪、京都、兵庫、和歌山、奈良、滋賀、石川、福井、富山の9府県の有機合成化学に携わる産・官・学の会員相互の交流をサポートしています。